管理人の真弓知也です。人見知りで富士額な男です。よろしくどうぞ。
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泣くということの力

泣くこと(涙)のもつストレス発散効果についてのお話です


私達の感情表現のひとつに泣くという行為がありますが、ゲストさんは最近涙をながした覚えがあるでしょうか。人間だれしも幼少時代はまるでそれが仕事であるかのようによく泣きますが、年齢をかさねるごとに涙をながす回数というのはだんだんと減ってくるものです。

なぜそうであるのかと考えてみれば理由いろいろとあるのでしょうが、管理人が考える一番大きな理由は、「 大人なのだから感情に振り回されるのはみっともない 」というだれもがもっている価値観ではないかと思います。

確かに会社や公共の場などで、人目もはばからずにオイオイと泣く大人の姿を目にしたとしたら、これはちょっとマユをひそめたくなってしまうと思いますが、しかしこの 「 大人の常識 」 である価値観も、どうやら度が過ぎると心にストレスを溜め込んでしまい、心身の健康を害する一因となるようです。

といいますのも、泣くという行為にはどうやら優れたストレス解消効果があるらしく、泣きたい気持ちを我慢すると、そこで解消されるべきストレスが解消されなくなってしまうからです。

ストレスと泣くという行為の因果関係について、セロトニン研究の第一人者である東邦大学医学部の有田秀穂教授は、「 泣くという行為には、笑うという行為以上のストレスを解消効果がある 」と話します。

教授は泣くことによるストレス解消効果について、自身の研究をまとめた著書や、多くのインタビューの中で語られていますので、その中でも最も単純且つ解りやすい説明を一つ、ここでご紹介したいと思います。

下記は、文化放送ラジオ 「 サイエンスキッズ 」 2009年4月11日放送分から、有田教授と、番組の案内役である大村正樹さんのやり取りの一部を抜粋したものです。

2009年4月11日放送分「涙の話」(1)より抜粋
大村氏 : キッズのみんな、こんにちは。お正月や新年度は気分が切り替わるねぇ。4月は新しい出会いがあったり・・・。逆に3月は別れが多いけど、そういう時に涙を流したキッズはいる?あるいはお父さんやお母さんたちいる?今日はその涙を科学したいと思います。涙って実はものすごく身体にいいんだって。特に現代人の抱える問題には。今週のサイエンスコーチャー(サイコー)、東邦大学医学部の有田秀穂先生に聞いていきましょう。こんにちは。

====== 中略 =======

大村氏 : でも、映画や感動的なものを観て泣くのは、ストレス解消につながるんですか?

有田教授 : 泣くという行為はどういうことかというと、涙のスイッチが入ったとしますね。泣くまではストレスがあったとしても、泣いてる最中はストレスを解消する神経が働き出す。

大村氏 : ほぉ~。

有田教授 : 人間の体はストレスに関係する交感神経と、リラックスに関わる副交感神経の2つでバランスをとっていますが、リラックスする時の副交感神経が涙を流す神経なんです。

大村氏 : ふ~ん。

有田教授 : 涙が出れば出るほど、「リラックスしろ」という指令がたくさん出ているか、ないしは脳がリラックスした状態にあるといえます。

大村氏 : そう考えると第三者がいない一人のほうが、泣いてる時にストレスが一気に解消されるような感じがしますよね。

有田教授 : そうかもしれない。

大村氏 : すごいまじめに先生がおっしゃるから、ちょっとビックリしてるんですけど (笑)。

有田教授 : ハハハハ。

大村氏 : 笑うより泣くほうがいいんですか?

有田教授 : 僕らも笑いと泣きの比較をしたことがあるんです。涙が脳をリセットしてストレスを解消する力、――笑いは大体1分に1回ぐらい笑わないと解消能力がないんですが、ともかく泣くまでには5分10分の長いストーリーがなくちゃいけないし、泣き出すと数分泣いているわけです。号泣するでしょ?

大村氏 : はい。

有田教授 : そうすると、大体1週間分ぐらいのストレスが取れるといいますよ。

====== 以下省略 =======

◇ 引用元サイト:文化放送局「 大村正樹のサイエンスキッズ 」

文化放送局の「 大村正樹のサイエンスキッズ 」という番組は、その名のとおり子供向けの番組です。有田教授もその辺のところをわきまえられていらっしゃるとみえて、番組内ではあまり泣くことに関する論理的なメカニズムについて深くふれていません。

しかし、どのみち泣くという行為とストレスとの因果関係については、すべてが科学的に解明されているというわけではありませんので、論理的なメカニズムを現時点で知ることに管理人はそれほど重要性を感じません。そのため、「 どうせなら一番単純な説明を 」 と考え、思い切って子供向けの番組内容を、有田教授のお考えを紹介するソースとして選びました。

泣く行為のストレス発散効果については、有田教授の説の他に、アメリカの生物化学者ウィリアム・H・フレイ博士の説が有名です。このフレイ博士の説については、あちこちのWEBサイトで泣く行為のストレス発散効果の論拠として語られていますので目にしたことのあるかたも多いのではないでしょうか。

しかし、このフレイ博士の説にも解決されていないくつかの矛盾点がありますので、有名な説ではありますがいまだ仮説の段階であるという点で有田教授の説と同じです。つまり、先ほど申しましたように、現段階で泣く行為とストレスの因果関係について完全な科学的証明はなされていません。

では科学的な証明がなされていないから泣く行為にはストレス解消効果がないのかといえば、そんなことはありません。効果があるかどうかということと、科学的に解明されているかどうかということはまったく別の話であり、例えばうなぎの生態などは近年までその産卵場所すらハッキリしていないほど研究解明が進んでいませんでしたが、それでもうなぎは生まれて育ち、私達の食卓にのぼっていました。それと同じことです。

管理人は、途中のメカニズムがどうであろうと、経験上、泣く行為にはストレス解消効果があると思いますし、おそらくこれは管理人だけの意見ではないでしょう。

それが証拠にWEB上でおこなわれたストレス解消法に関するさまざまなアンケート調査には、必ずといっていいほど泣くという行為が入っていますし、ウィリアム・H・フレイ博士がおこなったアンケート調査でも女性の85%、男性の73%が、「泣いた後気分が良くなる」と答えたそうです。このように科学的な解明はどうであれ、泣くという行為には多くのかたがストレス解消効果を感じているようです。

いかがでしょう? 一説には 「 笑う 」という行為よりも強烈なストレス解消効果があるといわれる 「 泣く 」というストレス解消法、ためしてみる価値が大いにあるのではないかと思います。もしためしてみたいと思われる方は、当サイトの癒し映像ライブラリー(動画)で感動する動画や泣ける動画のご紹介をしています。下記にリンクを貼っておきますので、もしよかったらご覧になってみてください。

リンク先のメニューの中に「感動・泣ける動画」というコンテンツがありますが、この他のコンテンツにも感動する動画や泣ける動画は沢山あります。感動・泣ける動画のコンテンツでは悲しい系の感動動画をご紹介していますが、その他のカテゴリーでもそれぞれのテーマに沿った感動動画をご紹介しています。感動動画に興味が無いという方には、ほのぼの系の笑いをテーマにしたコンテンツもありますので、よかったらご覧になってみてください。

カテゴリー:「心温まる/感動/泣ける/面白い/他」

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※泣きたい時は、上から順におすすめです。