管理人の真弓知也です。人見知りで富士額な男です。よろしくどうぞ。
プロフィール画像

(4)精油の品質についてのお話

日本におけるエッセンシャルオイル(精油)の品質事情などのお話です


フランスでは医薬品としてあつかわれる精油が、日本に輸入されるときには雑貨として分類されているということをご存知でしょうか?

ここまで読みすすめてくださった方には、これがいかにびっくりする事態であるかということがご理解いただけると思うのですが、この輸入時の事情や、国内には精油の品質にたいする信頼のおける審査機関が存在しないなどの事情から、日本に流通する精油のうちメディカルなアロマセラピーに使用できるグレードの品質のものは、一説には僅か5%ほどであるともいわれます。

日本に審査機関がないという現状については誤解のないようもう少し掘り下げますが、よくアロマ商品の販売サイトなどで 「日本アロマ環境協会・表示基準適合精油 」や 「 日本アロマセラピー学界推奨精油 」といったフレーズで紹介されている商品がありますので、一見すると日本にも精油の品質に関する審査機関が存在しているかのようにみえます。

しかし日本アロマ環境協会は、「 1.ブランド名 2.品名 3.学名 4.抽出部分(位) 5.抽出方法  6.生産国(地)または原産国(地) 7.内容量 8.発売元または輸入元 」 などに関する表示を商品に明記しているかどうかを基準に認定をあたえているのであって、精油の品質について、分析・検査・認定をおこなっているわけではありません。

一方、日本アロマセラピー学界は、フランスの精油ブランド 「 サノフロール 」 を推奨精油としているようですが、サノフロール社はその製品の大半が、審査基準の厳しさで知られるフランス政府公認のオーガニック栽培認証機関 「 ECOCERT(エコサート)」 の認証をうけているというヨーロッパのトップブランドであり、アロマセラピー学会がいまさら推奨する以前に品質は折り紙つきです。

つまり、どちらの団体も精油の品質にたいする審査機関というわけではありません。この点を誤解のないよう理解していただければもはやいうまでもないことかもしれませんが、日本国内で、体の健康や心の癒しをもとめてアロマセラピーをはじめるならば、精油ブランドの信頼度などについてもあるていどの知識が必要になります。つまり判断してくれる機関がないので自分で判断する以外に方法がないわけです。

精油の品質は、アロマセラピーの肝です。というよりアロマセラピーのすべてといっても過言ではないと思いますので、もしアロマをはじめたいとお考えの際は、上記の点に十分に留意されてください。