管理人の真弓知也です。人見知りで富士額な男です。よろしくどうぞ。
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(1)園芸(ガーデニング)と医療

園芸と医療の関係や、簡単な歴史などについてのお話です


このカテゴリでは“園芸(ガーデニング)”の癒し効果についてふれたいと思うのですが、園芸と癒しってどう関係があるのでしょうか?

もし「園芸に癒し効果はあると思いますか」と質問されれば、大半の方が「YES」と答えるのではないかと思いますが、その認識は「まあ植物とふれあえば癒しになるんじゃないの?」というぐらいのものではないかと思います(勝手な想像です。詳しく知ってる方ごめんなさい)

この認識は間違ってはいませんが、かといって正しくもありません。なぜなら園芸の癒し効果は「癒しになるんじゃないの」程度のものではなくたいへんなものだからです。

「たいへんなもの」だなんて、管理人が大風呂敷を広げているように思われるかもしれませんが、これは本当の話です。その証拠に、園芸は医療の現場を中心としたさまざまなシチュエーションにおいて“治療法”として活躍しています。

この園芸による治療法は“園芸療法”とよばれているのですが、「園芸療法?なんだか聞いたことないなぁ」と思われる方のためにちょっと解説しておきたいと思います。

園芸療法について

園芸療法は、第二次世界大戦後のアメリカで、傷痍軍人(しょういぐんじんと読みます。戦傷を負った軍人さんのことです)の社会復帰を目的とした作業療法としてはじまりました。アメリカの他にヨーロッパでも精神病院の食料生産や患者が自然と関わることを目的として始まり、現在では職業前訓練として活用されています。

日本では1990年頃にアメリカからその概念がもたらされることによって園芸療法の普及が始まりました。そして現在は心身のバランスを整える手段として精神科、およびその他の病院・高齢者施設・障害者施設・教育施設・養護施設・保育施設・刑務所などの幅広い現場で、多様な目的に活用されています。

特に精神科領域の施設では70%以上が園芸療法を取り入れ、精神疾患を持つ患者に対し高い効果を上げています。これは1996年に日本緑化センターが行った調査により判明した数字ですが、この数字はそれ以降も増加傾向にあり、それに伴ない効果に対する研究データの報告も増加しています。

このように園芸のもつメンタル面に対する癒し効果は、海外でも、現在の日本の医療現場でも、もはや疑う余地のないものとして認知され活発に活用されています。

いかがでしょう? こうして聞くと、管理人が園芸の癒し効果を「たいへんなもの」と表現したことが、あながち大風呂敷でもないということがおわかりいただけるのではないかと思います。

が、しかし、ただすごいすごいと効果をうたわれてもいまいちピンとこないという方もいらっしゃるだろうと思いますので、次ページでは園芸が心の健康に及ぼす具体的な影響について解説したいと思います。