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GABA(γ-アミノ酪酸)の癒し効果

人間の脳内で癒しに関する重要な働きをしている抑制性の神経伝達物質「GABA(γ-アミノ酪酸)」についての簡単な解説です。最近の研究では、GABA(ギャバ)の経口摂取(口からの摂取)による混乱、抑うつ、緊張不安などの緩和が確認されています。


GABA(ギャバ)は甲殻類の神経筋接合部、哺乳類の小脳、脊髄、大脳などに多く存在する抑制性神経伝達物質です。正式名称はγ-アミノ酪酸ですが、英語名の「Gamma Amino Butyric Acid」の頭文字をとった略称「GABA」が一般的に広く知られています。

この神経伝達物質は、1950年に哺乳動物の脳から抽出されることによってはじめて存在が確認されました。その後の研究でGABAは私達人間の脳や脊髄にも存在し、興奮を鎮めたりリラックスをもたらしたりする「抑制性の神経伝達物質」として働いていることなどが明らかになりましたが、GABAは脳に有害な物質が進入しないための関所である血液脳関門を通過できない物質であるため、体外からの摂取では抗ストレス効果が期待できないと考えられていました。

しかし最近の研究では、体外からの摂取にも抗ストレス作用があるとされる実験結果がなどが報告され、経口摂取(口からの摂取)などでも混乱、抑うつ、緊張不安などに対する抑制作用があることがわかってきました。作用のメカニズムについては、いまだ研究段階のため全容解明には至っていませんが、静岡県立大学横超英彦教授は「アミノ酸は摂取後20~30分で血液中に増える。アミノ酸の一種であるGABAの増加も血管を通じて伝わり、何らかの作用を起こすのではないか」と予測しています。

摂取量につきましては、何らかの健康効果を望む場合は一日に10~20mg程度の摂取が適量とされています。しかし、抗ストレス作用を望む場合は一日に10~20mgの摂取量では十分とはいえません。日々ストレスフルな生活を送っている方の体内では、GABAは常に枯渇しやすい状態にあるため、癒し効果を望む場合の摂取量は最低でも一回に30mg以上、より効果を実感したい場合は50~100mgの摂取を目安とされてください。

副作用などについては、現段階ではとくに報告されていません。元々GABAは体内で自然に生成される物質であるため、副作用は無く安全であるといわれています。ただ、妊娠中、授乳中などの方の摂取については、安全性についての十分なデータがまだ揃っておりません。大切なお子さんのためにも確実に安全であるというデータが揃うまでは、妊娠中、授乳中の方のGABA摂取は、念のため避けておいたほうがよろしいかと思います。

摂取時間や頻度については、GABA摂取からの癒し・抗ストレス効果の持続時間は2時間程度ではないかと予測されています。静岡県立大学横超英彦教授が、ラットに高濃度のGABAを経口摂取させる実験をおこなったところ、ラットのGABA血中濃度は30分~1時間程でピークに達し、その後徐々に低下していくという結果が出ており、日々のストレス軽減のためには小まめなGABA摂取が有効であると考えられています。

以上、GABAの癒し効果についての解説でしたが、当サイトにはGABAについてもっと詳しく取り上げたページもあります。でも、ちょっと話がクドすぎるせいか人気が今ひとつです(笑) そこで内容的には重複してしまいますが、こちらの「簡単解説」のページを作りました。もしクドい方の解説(笑) に興味がある方はこちらをご覧下さい。

※このページに記載されている内容はあくまで一般的な知識のご紹介であり効果や安全を保証するものではありません。食品、サプリメントのご使用はくれぐれも自己責任にてお願いいたします。