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パッション・フラワー(Passion Flower)の癒し効果

鎮静・精神安定・不眠の緩和などに効果がある癒しハーブ「パッション・フラワー(Passion Flower)」についての簡単な解説です。このハーブは、その優れた鎮静効果から睡眠薬や鎮静剤などにも使用されています。


パッション・フラワー(Passion Flower)は、3~10mにものびる草質のつる植物です。花の雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見えることから、和名ではトケイソウ(時計草)と呼ばれます。

この植物は神経系をリラックスさせる鎮静作用があるため「鎮痛・精神安定・不眠の緩和」などによく用いられるのですが、なぜかその性質とは正反対の「情熱(Passion)の花(Flower)」という英名がついています。この、どうにも似つかわしくない名前がついている理由は、花の形状が十字架刑にされたキリストの姿を現していると考えられたことに由来します。実は「Passion」という言葉はキリスト教用語でイエスの受難(十字架上の死)という意味があり、パッション・フラワーの英名はこれにちなんで名付けられたものなのです。

私達日本人からみるとなかなか面白い英名がついているパッション・フラワーですが、その鎮静作用については1956年にスペインの医師モナルデスによってヨーロッパにもたらされ、広く人々の知るところとなりました。19世紀以降には植物療法に利用する研究が盛んとなり、現在ではドイツ保健省が医薬品の安全性と効果を評価・承認するために設けた専門委員会の内の1つである「German Commision E(ドイツ・コミッション E)」にもその鎮静効果が認められています。

またドイツのみならず、日本でもパッション・フラワーの乾燥エキス(パッシフローラエキス)を使った睡眠薬が発売されている他、イギリスなどでも薬局で買える40種以上の鎮静剤にこのハーブが使用されるなど、パッション・フラワーの持つ鎮静作用は、今や世界的に知られるところとなっています。

副作用につきましては、通常の摂取量で報告された副作用はありません(摂取量についてはご使用の食品・サプリメント・医薬品の説明書をお読みください)。ただ、ハーブ薬草には活性な成分が数多く含まれるので、2歳以下の小児や妊娠、授乳中の方は摂取をさけたほうがよいとされます。また、パッション・フラワーには血圧を下げる作用があるため、低血圧の方の摂取には注意が必要です。その他に、パッションフラワーの有効成分であるアルカロイド類のハルマンが抗ウツ剤の効果を減ずることがあるらしいですので、この点にはくれぐれもお気をつけください。

以上、簡単ですがパッション・フラワーについて解説させていただきました。毎日の心の健康や、不眠の解消などのお役立てばと思います。

※このページに記載されている内容はあくまで一般的な知識のご紹介であり、その効果や安全性を保証するものではありません。食品、サプリメントのご使用は医師や専門家の指示を仰いだ上、くれぐれも自己責任にてお願いいたします。