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セント・ジョーンズ・ワート(St. John’s wort)の癒し効果

不安やイラ立ちの安定と精神の高揚効果をあわせ持つハーブ「セント・ジョーンズ・ワート(St. John’s wort)」についての簡単な解説です。このハーブはドイツ他いくつかの国でうつ病の治療薬として活躍しています。


セント・ジョーンズ・ワート(St. John’s wort)は、学名を「ハイペイカム・パーフォラタム(Hypericum performatum)」といい、古来より殺菌、鎮痛、切り傷の治療、などに使われてきたハーブですが、これらの効果の他にも不安やイラ立ちの安定、精神の高揚効果などをあわせ持つことから、1980年代にうつ病の治療薬として注目・研究され始め現在にいたります。

その治療効果は、より最近の治験で標準的抗うつ剤と同等の効果を示すほど高く、しかもセント・ジョーンズ・ワートは従来の抗うつ薬に比べ副作用などが極めて少ないことから、現在ハーブ先進国のドイツをはじめとするいくつかの国で、軽度から中程度のうつ病の治療薬として処方されています。アメリカなどでも、気分を高揚・安定させるサプリメントとして非常に人気があり、医薬品としては認められていないものの、「サンシャインサプリメント」と呼ばれるほどに親しまれています。日本でも、セント・ジョーンズ・ワートのハーブティーやサプリメントなどが簡単に入手できますので、もし興味がある方はためしてみるのもよいかと思います。

摂取時の副作用としましては、最も多く報告されているものに胃腸の不調、他に目まい、けん怠、口の渇き、光過敏性、などがありますが、これらが現れるのは約1~10%ほどと極めて稀である上に、すべての副作用はセント・ジョーンズ・ワートの摂取を止めるとすぐに消えてしまいますので、医師の処方を必要とする抗うつ薬の副作用が約36%の人に現れ、それらには大変重いものから長期的な害を及ぼすものがあることを考えますと、セント・ジョーンズ・ワートの安全性は際立ってみえます。とはいえ、妊娠中、授乳中の方の摂取などには危険性が示唆されているのでお止めになったほうがよいでしょう。

なお、セント・ジョーンズ・ワートは天然の薬草であるとはいえ人体に比較的強い影響を及ぼすものであり、肝臓での薬剤代謝酵素に影響しますので、他の治療薬などと併用すると色々と問題が生じます。以下はセント・ジョーンズ・ワートの摂取に対して厚生労働省より発表された注意の中の一文です。

セント・ジョーンズ・ワート(St John’s Wort,和名:セイヨウオトギリソウ)を含有する製品を摂取することにより、薬物代謝酵素が誘導され、インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制薬)、テオフィリン(気管支拡張薬)、ワルファリン(血液凝固防止薬)、経口避妊薬の効果が減少することが別記1のとおり報告されている。
【厚生労働省ホームページより引用】
引用元URL:http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1205/h0510-1_15.html

上記引用文の別記1については文章量が多いため大変申し訳ないのですがこのページには記載しておりません。もし興味がある方は、お手数ですが引用元URLのリンク先ページにて詳細をご確認ください。

それと摂取量についてですが、これについては個人差もあることですのでハッキリしたことは申せません。ただ、多くの医学者は300mg×3回=900mgを効率的な摂取量として推奨しています。セント・ジョーンズ・ワートの臨床試験などもこの量でおこなわれていますので、この数字はある程度の基準として参考になるのではないかと思います。サプリメントなどを選ぶ際にも、この量を基準として考えて購入されるのがよいでしょう。

効果が現れる期間としましては、摂取しはじめてから約2週間以内に効果を感じる場合もあるようです。しかしこれは極少数の方の場合であり、通常は約4週間から8週間程度かかります。このことから、セント・ジョーンズ・ワートによる効果がご自身にあるかどうかを判断するには、最低6週間程度の摂取期間が必要であると考えられます。

以上、セント・ジョーンズ・ワートについて簡単に簡単に解説させていただきました。「どうも元気が出ない」という方や、「最近落ち込むことが多い」という方などはぜひお試しになってみてください。効果には個人差があるとは思いますが、もしかすると心の健康を取り戻すきっかけになるかもしれません。

※このページに記載されている内容はあくまで一般的な知識のご紹介であり効果や安全を保証するものではありません。食品・サプリメントのご使用について、はくれぐれも自己責任にてお願いいたします。